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最も悔しい釣行

釣果は場所でほとんどが決まる。

同じ場所に通い続ければ自ずとポイントが分かってくるが、初めての場所でも見定められるのが上級の技術といえる。
しかし自分にはその技術が無いから、ひたすらネットや釣具店で情報を集めるしかない。
だが、今回の釣行はあまりに遠方で、しかも急遽の渡船だっただけに情報が少なすぎた。

その結果、今までで最も悔しい結果となってしまった。

急遽の予定変更

場所は兵庫県淡路島の離島「沼島」
当初は沖に突き出たメガフロートという管理釣り場でアジでも狙う予定だったのだが、釣果が芳しくないということで、黒鯛が数釣れているという沼島への渡船に変更した。

誰でも二桁狙えるほど釣れていると聞き、それなら黒鯛に縁の薄い自分でも釣れるのではと期待して行ったが結果は惨敗だった。

 

情報不足の沖磯

船長の言われるままに降ろされた磯には自分以外は二名の常連。
初めての知らない場所なので、自分はとりあえず深さのある船着き場に釣り座を取り、常連は自分の左右に構えた。

黒鯛が最初にヒットしたのは自分だったが、バラしてしまいそれ以降は黒鯛のアタリがまったく無くなった。常連たちは長らく竿が静かだったが、最終的には各3枚上げた。これはこれで悔しい。

 

規則違反の地元師

しかし、それだけなら、まあ仕方が無いと諦められたのだが、問題は途中からやってきた地元師の爆釣を見せつけられたことだ。

自分たち三人が苦戦している最中に背後の崖からロープを伝って降りてきた老齢の地元師は、奥まった浅場に釣り座を取ると、我々の貧果を尻目に黒鯛をバンバン釣り始め、挙げ句はなんと50オーバーの石鯛まで釣り上げたのだ。しかも1.5号の細ハリスでである。

自分が貧果を嘆いていると、
「沈み根がある、お宅のいるそこが一番良いところなんだけどね~」と言う。

それでまたしばらく粘ったが、いよいよ我慢できずに地元師より奥の釣座に移動しようとしたら、
「そこは浅いからだめだよ。」と助言めいたことを言ったので諦めたが、実はウソだった。

 

釣りは情報戦

後から別の磯で釣っていた常連に聞いたところでは、その地元師の場所が一番良い場所だったという。しかも、地元師が地伝いに降りて来たのは規則違反で、そこでは渡船の客以外は竿を出してはいけないことになっていたのだ。

「そんな奴、追い出せばよかったんだよ」とは常連。

時既に遅しである。

地元師は、いかにも空いていた場所にしょうがなく入釣したように振る舞っていたが、
内心「こいつら、何も知らね~んだな。へへへ」とほくそ笑んでいたに違いない。

 

地元師が来なければ釣座を変えて自分がその釣果にありついたかもと思うと残念でならない。
気軽にリベンジができる場所でない故に悔しくて仕方ない。

なぜ釣り番組は糞なのか。

自分の住む関東では釣り番組がいくつか放送されている。

しかし、どれも箸にも棒にもかからない糞番組だ。

で、なにげに皮肉たっぷりのおもしろい秀逸なタイトルをつけた画像をネットで拾った。

「釣り番組に対する視聴率の真実」ww

Photo

釣り番組を観ているのは猫だけ・・って、思わず吹いてしまった。

どの番組も視聴者(釣り人)の事を意識しているとは思えない内容。
しかも釣り好きなら普通は見ないであろう時間帯(土曜日と日曜の朝)にオンエアするのだから訳がわからない。

現代の情報化社会において、ヒットを左右するのもは「共感」であろう。釣り番組なら釣り人の共感を得ることが前提となるのだが、放送内容の多くは「船釣り」「沖磯」である。しかし、この二つのキーワードに対する共感度は低い。どちらもお金がかかり、場所が限定され、万人受けしないからだ。

にも関わらず、番組が固執する理由のひとつは「絵になる釣果」が必要だから。大スポンサーが付いて、セミプロのフィールドテスターが竿を出しているのに、釣果がクサフグとネンブツダイでは洒落にならないからね。

それと船釣り師は金持ちが多いというのもあるだろう。陸っぱり師は貧乏臭い格好でバイクというスタイルが多い一方、船釣り師は外車で乗り付けてくるのも珍しくない。

一番共感を得られるのは誰でも行ける河川、防波堤や地磯で、素人には釣れないビッグな釣果を叩き出すというものだが、それはプロでも無理なのだろう。人気のバス釣りでさえ、自前のボートを出しての釣りだから貧乏釣り師の共感など得られるはずもない。

そんな場所でも素人で釣果をあげる人がいるが、通いつめた地元師だから出せた結果で、よそ者がふらっとやって来て釣れるほど甘くないので番組にはならない。昔はヤラセもあったらしいが、今はそんなことをすれば、すぐバレてネットで袋叩きにあうしね。

それでも、あのようなつまらない番組が漫然と垂れ流されいるのは何故なのか?

推測するに、

・スポンサーが新製品をPRすることだけ考えているから。
・釣り人口を増やすため、既に釣りをしている人より、これから始める初心者にアピールする目的。

故に視聴率とは無関係に作られているのだろう。虫餌も触れないキャンギャルみたいなのが、タイラバで釣れた~♪って喜んで観る釣り師はいない。

最近は旅番組をかけ合わせたどっちつかずな糞番組、というか消化不良な下痢番組まで登場する始末だから何も言えない。

釣りを始めた最初の頃は少しは観たが、今はとても見る気がしない。

たとえ釣れなくても、プロが果敢に技術を駆使する姿を見てみたいものである。

下田沖磯で本流釣りの洗礼を受ける

イサキが旬の6月中旬、二度目となる南伊豆入間の渡船で釣ろうと思ったところ、あいにくその日はイベントが針入り釣り場が制限されるとのことだった。そこで急遽釣具店で紹介された同じく南伊豆下田沖の横根という沖磯に釣行することになった。

沖磯ではメジナや石鯛狙いの釣師が多くイサキは外道扱いされがちだが、21℃を超える高水温時期ではクチブトメジナは数釣りができないばかりか臭みが出て来る。その点イサキはこれから旬で数もかなり釣れて味も良い。普通は陸っぱりでカゴ釣りが主流だが夜釣りに分があり、昼間はそれほど釣れないが、横根ならフカセで数釣りができると聞いた。

渡船は須崎の「すざき丸」さんにお願いした。船頭さんは人あたりの良い親切な方で、初めての自分を的確な場所に渡してくれた。横根は比較的大きな磯で最盛期は100人くらいが渡礁したという。自分の釣座はなんて名前かは聞かなかったが、大場所から隔離されたような位置にあり、舟が直接着ける場所でもあった。足場が平な三畳くらいのスペースを一人でゆったり釣ることができた。

噂通り一投目から軽快にイサキが上がり、初めての自分でも13匹と何とか二桁釣ることが出来た。同船したベテランは前回は60匹も釣ったと聞いたので、それから比べると見劣りするが、そんなに釣れても捌くのも大変だからツ抜けできただけで十分満足だ。

だが、課題も残った。

題名通り「本流」の洗礼を受けたのだ。黒潮の影響を受けて川のように潮が流れる本流での釣りは、陸っぱりで入門書にあるようなコマセをパラパラと撒いてウキをポチャって落とすような釣り方では話にならない。ウキは仕掛けがなじむ前に一瞬のうちに激流のように流されてしまう。コマセを後打ちするまえにウキは30mくらい流されるから増水した川で竿を出しているのと同じだ。

この日はお昼前は緩やかな流れで釣りやすく、その間に前述の釣果を出したものの、午後は猛烈な潮の速さに加えて「当て潮」だったため為す術がなかった。どれほど遠投しても仕掛けは瞬時に手前に押し戻され、足元の根に絡むか、はるか遠くの潮下に流されていった。

この流れの速さはオモリを少々重くしただけではまったく効果がない。イサキはタナが深いので半遊動では余計になじみが悪く、仕掛けがタナまで入らない。午前中の爆釣が嘘のような苦戦を強いられた。喰いが悪くなるのを承知でハリスを短くしたり、錘を2号まで増やしたが話にならない。つまり、本流釣りではボウズだったのだ。(※但し浅タナに浮いたタカベとスズメダイは喰ってきた。)

次回のテーマはこの本流釣りの攻略となった。