タダより高いものはない
「今なら3ヶ月無料!」
「1ヶ月お試しキャンペーン!」
巷にあふれる安さや無料を謳う甘い言葉で客を釣るキャッチ。
昔から「タダより高いものは無い」という使い古された言葉がある。
知らない人はいない格言だが、ついつい規約も読まずに契約してしまう。
言葉のマジックでごまかすネットサービス
この一定期間無料というフレーズは、
物販ではない無形のネットサービスには特に注意が必要だ。
ホスティングサービスやアプリなどの通信系が特にヤバイ。
3ヶ月無料というと、本契約しても有効だと多くの人は思う。
例えば、
1月に仮登録して3月に決済して本契約をしたとすると、
次回の更新(支払い期限)は3月だと思うだろう。
しかし、多くの場合、更新の期限は1月なのだ。
「え!? 3ヶ月無料というのは?」
ここで気がつく。
3ヶ月無料というのは、3ヶ月以内で使用を止めて本契約をしなければ、
費用はかからないという意味なのだ。
実際、これは無料とは言わない。
本契約後の解約の時に3ヶ月遡って返金されるとか、
本契約時に3ヶ月分差し引いて請求がされるならいいが、
決してそんなことはない。
本来なら「3ヶ月での中途解約は費用を頂きません」と書くべき。
明らかに契約事に疎い人を手玉に取る姑息な騙しのテクニック。
言うまでもないが、この手のサービスでは無料解約できる期間内では、
その恩恵に預かるようなものはなく、サービスに慣れるだけで終わることが多い。
甘いキャッチに飛びつく前に、
そのあたりを確認したほうがいい。