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フカセ師は磯の汚し屋か

釣りをした後のゴミ、持ち帰ってますか?

朝、人里離れた自然の中の磯に着くととても清々しい気持ちだが、そこに散らかしたゴミがあると気分が萎えるし、憤りすら感る。見ると飲食したゴミの詰まったコンビニの袋や集魚剤や仕掛けのパッケージ、吸い殻が散乱している。なかにはそこで直火のBBQをした網やビール缶まである。ゴミの内容からすると場所柄フカセ釣りをやったゴミが目立つ。フカセ師は撒き餌を撒くので磯を汚すし、仕掛けや道具が多いのでゴミが多い。さらに長丁場で同じ場所にいるので飲食もするからゴミ捨ての主犯はフカセ師ということになる。

旅の恥は掻き捨てとばかりに無作法な一見客が観光地に捨てるのはよくあるものの、自分たちの好きな趣味の場所にゴミを投棄する神経が自分には理解できない。野球をする人はグラウンドにゴミを捨てるようなことはしないし、ゲレンデに捨てるスキーヤーもいない。その振る舞いはまるで夜な夜な公園やコンビニにたむろし、暴走行為を繰り返す無法者と変わらない。釣りをする人はそんな下品な人々なのか?

近年釣りが禁止される防波堤が増えており、人気だった網代港はそのひとつだが、静浦港でも釣り人のマナーの悪さをぼやく地元民の声を耳にした。漁港は漁協などが管理しているから規制がある反面、美観が保たれているが、磯は誰も管理しないから荒れたら荒れっぱなしの無法地帯。

誰かが掃除をしないといけないが、現在はゴミの分別や収集が煩く、公園などの公共の場にゴミ箱もないから、ココロある人が代わりに拾って処理することができないし、持ち帰らない人が不法投棄する原因ともなる。残った手段はコンビニのゴミ箱だが、最近は持ち込まれるのを嫌って外に設置しないコンビニが増えた。

コンビニはフランチャイズでオーナーは個人だから気持ちはわかるが、市街地も含めて捨てられたゴミの殆どはコンビニで買ったゴミだから、それを嫌うのも「売ったら売りっぱなし」って印象で感じは良くない。そもそも、その店のコンビニの駐車場で飲み食いして捨てる人が多いのか?と言えばそうではなく、どこかの店で買って、車内や屋外で消費し、立ち寄った店で捨てる訳だから、持ち込み禁止というのも理不尽なのではと思う。

まあ、とにもかくにも投棄する輩が悪いのだが、役所ももっと柔軟に考えないと不法投棄が増えるだけだ。粗大ゴミにしてもカネを取ったからといってゴミが減る訳ではないし、ゴミが自然に帰る訳でもないのにあの手数料の使途は謎だ。

巨大なゴミについて来たものは?

台風が去って3日目にも関わらず水の濁りは泥水だった。
前日よりは透けているよに見えたものの、果たして釣果は・・・。

釣り場に着くと、いつもの場所に先客がいた。
ファミリーだがウナギ狙いのようでペットボトルも置いてある。
しかたなく、別の場所で竿を出したが、ゴールデンタイムに入ってもエサの食いもない。
かなり期待してきたのだがボーズの予感。

そうこうしているとあのファミリーの鈴が鳴る。
釣り上げたところは見ていないが、2‐3本は上げていたのではないか。
やはり、あそこが良いと思っても場所は狭く限られる。

今日はダメだと諦めかけた時、ファミリーは撤収しはじめた。

「ラッキー!」たぶん景気良く釣れたので子供が小さいから長居せずに帰るのだろう。

ファミリーが帰った後、釣り座を変えて仕切り直し。

しかし、同じ場所にそうは多くはウナギは居ないらしい。
時折鈴が一瞬鳴ることがあったが、21時半を過ぎてもアタリは来なかった。

やっぱ今日はダメだ・・・と竿を一本づつゆっくり納竿しはじめた。

「げっ・・嫌な感触」

台風の後だけに川底には多くの木枝やゴミが埋もれているようで、それらを釣ったようだ。リールを巻くには重すぎて、切れるのを覚悟で竿ごと引っ張る。しかし、根ではないので動くからラインは切れない。しょうがないのでラインを綱引きのようにたぐり寄せると小枝と草の塊だった。

そして最後の竿を引き上げる時、事は起こった。

リールを巻いていると、これもやたら重い。
ほとんど根がかりといっていい感触。おなじように綱引きで引っ張る。
するとそれも大きな草木の塊だった。

「・・・ったく。」
ゴミをたぐり寄せると、なんとウナギが絡んでいたではないか!

「おおお!!サヨナラホームランか!」

エサに喰いついたウナギが暴れてゴミに絡んだようで、かなり傷ついて弱っていた。

いやぁ~感無量です。

傷ついたウナギはすぐ死んでしまうので、帰宅したら泥抜きせずにすぐ捌くことにした。