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野生の感と釣り

人間の釣りと野鳥の漁

以前から感じていたことだが、今回の釣行で改めて実感したことがある。

磯や防波堤にはカラス、トンビ、ウミネコといった鳥たちがいる。この中でトンビが鳴きながら空を舞っている日は釣果が良い。記憶をたどる限りボーズだったという日が無いのだ。

なぜトンビなのかと言えば、 カラスやウミネコが人の持っている食べ物や撒いた餌(オキアミ、イソメ等)を食べようと群がってくるのに対して、トンビは海に泳ぐ魚を上空から観察し素早い動きで捕獲するだけでなく、釣り師が釣った魚も奪おうと虎視眈々と狙っているからだ。

私にとって釣りは遊びだが、トンビにとっては魚は貴重な主食であり漁だから必死である。魚が獲れない日に無駄に体力を使う訳にはいかないだろうから、釣れない日は姿を見せない。つまり、トンビは魚の活性が高い状況=釣れる日を見極めているのである。野生の持つ鋭い感ってやつかもしれない。

基本、鳥は釣り師にとって迷惑でしかない。カラスは持参した弁当や餌を漁るし、ウミネコ(実際は違うかもしれないがよくいる白い鳥だ)はナブラの目印にはなるが磯釣りでは撒き餌を啄み魚を警戒させるばかりか、風が強い日はハリに掛かることもあり邪魔者でしか無い。鳶も似たようなものだが、釣れる指標になるところはありがたい。


この日は午前中まで半日以上渋かったが、トンビがいたので釣れると信じて我慢した結果、そこそこ満足するメジナを釣ることができた。

釣り場に集まる輩たち

早朝5時。小田原の根府川の地磯で竿を出す。

暗闇の磯を歩いていると、突然光る目に遭遇する。
ドキッ!として見ると猫だった。誰もいない磯の突端で何をしているのやら・・・。
釣り人が捨てる雑魚を目当てに波止や釣り公園には多くの猫がいるが、人里離れた磯にもいるのにはちょっと驚く。山に近いと猪や鹿も出没するとも聞くが、猫で良かった。

この日は昼には遅くとも雨になる予報。
波高も2mと高めで、磯の両端は激しく波が打ち付ける状況でちょっと怖い。
10時には雨が本降りとなり、波も高くなってきたので撤収。

大量に残った餌を使うため、小田原早川に場所を移した。
誰もいない波止で小雨が降る中、竿を出していると1羽のカモがやってきた。
公園や池にいても何ら害の無い鳥だが、釣り場とりわけフカセ釣りではこの上なくやっかいな動物となる。
撒き餌を撒くと、それをついばみにウキの周辺に寄るのだ。ウキの周りをウロウロしながら水中に首をツッコミ食い漁る。鳥がいたら魚は当然逃げるので釣りにならない。追っ払うにも海上にいるのでどうにもならない。

コマセを打つ場所を変えても付いて来るから、足元に打っておびき寄せて玉網で捕獲するような威嚇しても、一瞬逃げるがまたやってくる。命を掛けてもコマセを食いたいらしい。再度コマセを足元に打っておびき寄せて玉網を掴むと、今度はそれを見て瞬時に逃げた。こちらの動向を見ているようで狡猾で腹が立つ。

撒き餌を止めると用が無いとばかりに姿を消した。が、再開するとまたどこからともなくやって来た。

後半は釣りというよりカモとのバトルに終始し疲れた。

ところで釣り場にはトンビやカラスもいる。カラスはうっかりすると弁当やイソメなどの餌をかっさらっていくから要注意。トンビはそこまで悪辣ではないが、雑魚を捨てると3m以上の羽を広げて集団で襲来してくるから怖い。

あるとき、静かに釣り人の近くで待つ白鷺がいたので、白鷺に向かって雑魚を投げたら、一斉に急降下してきたトンビに白鷺が蹴散らされていた。まるで通勤ラッシュの中で子供が圧倒されているような感じで可哀想だった。

波止のコソ泥カラスにイソメを食われる

波止にはお魚以外にやっかいな生き物が集まる。
蚊やハエなどの昆虫のほかに野良猫、鳩、鳶、海鳥・・・そしてカラス。

昨日はカラスに餌をやられた。
ビニル袋に青イソメをいれていたら、破いてぜんぶ食べられた。

あいつら何でも食うんですね。

その後もバッカンにいれてあるオキアミも取られそうになった。
少し開いたバッカンの蓋に頭を突っ込んでいたので、思わずヽ(`Д´)ノゴルァ!!

参りました。