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スマホがつくる不思議な光景

自分は仕事柄、電車などの公共交通を利用するのはたまにしかない。
しかし、めったに乗らないだけにいつも新鮮で、いろいろ感じるところがある。

いつも感じるのが、ホームで待っている人から、車内の乗客までほとんどの人が片時もスマホを離さず、画面とにらめっこをしている光景の異様さ。

ひと昔前は電車の中では寝ている人、読書をしている人、新聞を読んでる人、音楽を聴いている人などいろいろだった。

しかし、今は寝ている(目を閉じているだけの人も含む)以外は皆スマホを手にしている。

対面に座った人全員がスマホを注視する光景は、ある種SF映画のような、奇妙で不思議な光景に思える。

スマホ1台あれば音楽鑑賞、ゲーム、読書、メール、ニュースのチェックなど何てもできてしまうからだろうが、逆にスマホが無かったら、皆どうするかが興味深い。

あと、これだけ多くの人が持っているなら、そりゃぁ携帯会社は儲かるわけだ、なんて思ったり。

肌身離さず持ち歩いているだけに無くしたら大変だよな・・とか。

スマホ1台にその人の行動や趣味趣向、思想信念が詰まっていて、盗まれたらライフスタイル全体がまるごと分かってしまう。IT企業はそれらを収集してビッグデータとしてAIに活用してるというし・・。

コワイね。。

スマホは単なる通信端末ではなく、その人そのものに成りつつあり、水や空気と同じくらい生命に関わるものになりつつある。

シリア難民のような食うや食わずの人々がスマホを持っているのは不思議に思えたが、スマホのおかげで逃げて来られたらしく、亡命の必須ツールでもあるからまさに命綱。

・・とそんな事を考えていたら新宿に着いた。

日野皓正のビンタ騒動で思うこと。

ジャズ・ミュージシャンの日野皓正がステージで暴走した中学生にビンタを浴びせた動画がネットで拡散し、ニュースでも報じられ話題となった。イベントは世田谷区教育委員会が主催し、区内の中学生がプロのレッスンを受けた結果を発表する場で、多くの教育関係者が見ている中で事件は起こった。尚、イベント自体は13年続いており、今回が初めてではないようだ。

日野皓正 presents “Jazz for Kids

Dream Jazz Band Workshop 2017

問題の事件はアンコールとなった曲の最後に中央のドラムを叩く少年が、曲が終わった後も叩き続けて止めようとしなかったため、日野が少年に近寄りスティックを奪い床に叩きつけた。しかし、それでも少年はやめようとはせずに今度は素手で叩き続けたため、激昂した日野が少年の髪を掴み、何事か叫んで平手打ちをしたようだ。映画「セッション」のドラムソロのようなシーンに周りの中学生、聴衆も凍りつく。

現代教育では何があっても暴力はダメだとする風潮なため、メディアでは日野のビンタには否定的。一方、ネットの反応は「子供が悪い。」「昔ならビンタは普通。」「日野は正しいことをした」という意見が多い。短い動画からは誰しもそう思うだろう。

しかし、どちらが正しいかを外野が判断するのは実際には難しい。事件までにいろいろな伏線があったかもしれないし、切り取られた動画だけでは警官が過剰に暴力を加えて万引き犯を捕まえるシーンを見せられるのと同じ反応になるからだ。

ここでは善悪の話は置いといて、「ビンタ」という暴力であの場を制したことが果たして良かったのかどうかを考えたい。あの場には日野を含めた指導する側、演奏する子どもたち、そして保護者を含めた観客がいて、それぞれ立場によってビンタが良かったのか悪かったのか受け取り方が違うだろう。

まず日野はプロのミュージシャンだが、あの場では指導者であり臨時の教育者の立場でもあった。教育者なら冷静な対応が求められるし、アカの他人であることを意識すれば感情を高ぶらせて暴力をふるう必要もない。仮に冷静な判断でプロの厳しさ、音楽に向き合う真剣さを伝えたかったとしてもそれは誤り。そして会場には彼のファンもいただろうから、感情にまかせて子供を叩いてメディアで騒ぎになったことは彼にとっては大きなマイナスになる。日野を擁護する人はいても叩く姿を見て感銘を受ける人はいないはずだ。

次に聴衆。保護者や関係者が多くを占めていたと思われるが、音楽を愉しむ場で暴力を見せられたらどう感じるか。嫌な気分になるのは必然だろう。いかなる理由があろうとも、ステージで暴力が介在する余地はない。

最後に子どもたち。これは子供によって受け取り方が異なるだろうが、暴力や恐怖によって一時的に従属させられても教育的に意味がないことは既に明らかになっている。怖い先生には従い、そうでない先生にはナメてかかるというのはどこの学校でもある話。恫喝して髪引っ張ってビンタ、昔の暴力教師そのものだが、あれを賛辞するのは時代錯誤も甚だしい。

では、あの場で日野はどうすれば良かったか?

日野はプロのミュージシャンとしてあの場は流す。どうせそんなに長く叩いていられるほど体力があるわけでもないし、暴れて音楽とは違うことをしている訳でもないのだから、日野の意図するステージにならなかったとしても黙って少年に叩かせるのだ。

そして終わったら少年を称するように、おもむろに拍手をする。

すると、これは演出なんだと勘違いした聴衆も拍手を贈り、アドリブ事故だと知っている関係者も日野の懐の広さに感銘する。

で、ステージが終わったあとに、少年を呼び出してこっ酷く説教すればいい。そうすれば少年にも伝わるし、全てが丸く収まる。

ステージ上での暴力で全員が不快な気持ちで傷ついた訳だ。プロなんだからいかなる理由があってもコンサートを汚してはいけない。

会員にならないと買えなくなったアマゾンプライム

ちょっとした日用品の購入に便利だったアマゾン。

細かな消耗品を買いに行くのは面倒なのでよく利用していました。

しかし、昨今の運賃の値上げが要因でしょうか、アマゾンプライムの商品は会員にならないと買ええくなったようです。※全てではないと思いますが、順次そうなる模様。

アマゾンプライム

日用品なので、別の出品者からも買えるが送料がかかるので割高になる。加えて固定費がかかる会費は嫌いだ。

それなら無理して今買うこともない。明日にでもホームセンターに行ってみる。

アマゾンの利用価値がひとつ失われた。