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初めてのバス釣り

真夏の釣り

毎年、夏のこの時期は釣り物に困る。イワシなどの小魚は釣果に困らないものの、グレなど上モノの大型は影を潜めてしまうし、釣れても磯臭くて美味しくない。そもそも炎天下の磯は地獄だしヌカカも多くて近づきたくない。砂浜は海水浴客やサーファーが多くてキスの投げ釣りは秋まで一休みだから、サビキ釣りが主体となる。

でも毎回サビキでは飽きる。何か無いかと思案した挙げ句、バスを釣ることにした。
元来、食えない魚(食って食えなくはないが‥)は釣っても面白くないと手を出さなかったが、何でもやってみるものである。これがなかなか面白かった。

 

タックルはエギングロッド

とはいえ、限られた予算で釣りを楽しんでいるため、あれもこれもと道具を買い揃える訳にはいかず、使い回しが基本となる。今回は知人から頂いたエギングロッドで試してみた。バスロッドよりも長くて硬いため、多少使いづらいが何とかキャストできた。

仕掛けも適当ワーム

お店に行くと目が回るほど多彩なワームにどれを選んでいいかさっぱり分からない。ロッドももらいものでスペックが分からない上にエギング用だから店員に相談するのも気が引けて目についたリグとミミズのようなワームをチョイスした。

 

ビギナーズ・ラック

何でも初めての魚種が釣れたときは感動する。
いろいろな釣りに手をだすから万年ビギナーな訳だが、自分は運がいい。

ビギナーズラックという言葉あるが、今年の春に始めたエギング、ヘチ釣り同様に、始めて早々に目的を達した。

こんな簡単に釣れるの?
そう思えるくらいにあっさり釣れてしまった。記録的な炎天下の中、超浅場でのヒットである。

適当に放ってダダ巻すると、水草の陰からバスが勢いよく飛び出してパクリ!

食えなくてもおもしれぇじゃねぇか!

釣ることが面白い、という釣りの原点を感じたヒットだった。

 

 

真夏のヘチ釣りで奇跡が起きた

黒鯛日和な湘南

西日本で大変な豪雨災害をもたらした後の湘南は、好天が続いたものの風が強く、潮も濁りぎみでシロギス釣りには不向きな日が続いていた。

その日は市街地で既に幟が勢いよくはためいていて風が強そうだった。
釣具店でも「最近はシロギスはほとんど釣れてない」という。
それでも日を選べない休日釣り師は無理して海へ向かった。

 

すると、やはり風が強く、潮も濁って釣りにならない。2~3投して早々に撤収。
こんな日は何を狙うのがいいのか、竿を出している人を見てると黒鯛が釣れている。
しかも、かなり型が良い。釣法はヘチとか、前打ちと呼ばれるガン玉と針だけのシンプルな落とし込みだった。タックルは太鼓リールと呼ばれる専用のリールが唯一の特徴。

自分はあまり黒鯛に縁が無いことは以前書いた。
しかし、それゆえ黒鯛への憧れも強い。

釣っている人の様子を観察し、

よし、「来週はヘチで黒鯛釣りだ。」と太鼓リールを買いに釣具店に向かった。

 

ヘチ釣り初挑戦

次の週、勇んでポイントへ向かった。
気象状況は先週と同じだった。これでベタ凪で澄み潮だったらガックシ。シロギス釣りの方がいいわけだが、同じ条件だったので期待度はMAX!

 

早速、事前に採取したイガイを付けて落とし込んでみたが反応が無い。
いままでコマセで魚を寄せるフカセ釣りでもなかなか釣れなかった黒鯛だけに、やはり貝ひとつでそう簡単に釣れるはずもないよな・・・となかば諦めながらポイントを探っていると。。

 

いきなり年無し50UP

来ました!

しかも、50cmの年無がいきなり食ってきた。
イガイを落とし込んだだけの簡単な仕掛けで自己新記録をあっさり更新してしまい、あっけに取られた。

そして、何と、さらに47cmも続いた。マジか・・・・。

 

オイオイ、こうも簡単にあっさり釣れてしまうと、次は60しか無いではないか。。

40オーバーの黒鯛は数年前に1度上げただけ。黒鯛はトータルで2~3匹しか釣ったことがない。

今までの苦労はなんだったのか?

お金を掛けて大量のコマセを撒いて苦戦したフカセ釣りがバカバカしく思えるほど、あっけなく簡単に黒鯛が釣れたヘチ釣りは衝撃的だった。

 

最も悔しい釣行

釣果は場所でほとんどが決まる。

同じ場所に通い続ければ自ずとポイントが分かってくるが、初めての場所でも見定められるのが上級の技術といえる。
しかし自分にはその技術が無いから、ひたすらネットや釣具店で情報を集めるしかない。
だが、今回の釣行はあまりに遠方で、しかも急遽の渡船だっただけに情報が少なすぎた。

その結果、今までで最も悔しい結果となってしまった。

急遽の予定変更

場所は兵庫県淡路島の離島「沼島」
当初は沖に突き出たメガフロートという管理釣り場でアジでも狙う予定だったのだが、釣果が芳しくないということで、黒鯛が数釣れているという沼島への渡船に変更した。

誰でも二桁狙えるほど釣れていると聞き、それなら黒鯛に縁の薄い自分でも釣れるのではと期待して行ったが結果は惨敗だった。

 

情報不足の沖磯

船長の言われるままに降ろされた磯には自分以外は二名の常連。
初めての知らない場所なので、自分はとりあえず深さのある船着き場に釣り座を取り、常連は自分の左右に構えた。

黒鯛が最初にヒットしたのは自分だったが、バラしてしまいそれ以降は黒鯛のアタリがまったく無くなった。常連たちは長らく竿が静かだったが、最終的には各3枚上げた。これはこれで悔しい。

 

規則違反の地元師

しかし、それだけなら、まあ仕方が無いと諦められたのだが、問題は途中からやってきた地元師の爆釣を見せつけられたことだ。

自分たち三人が苦戦している最中に背後の崖からロープを伝って降りてきた老齢の地元師は、奥まった浅場に釣り座を取ると、我々の貧果を尻目に黒鯛をバンバン釣り始め、挙げ句はなんと50オーバーの石鯛まで釣り上げたのだ。しかも1.5号の細ハリスでである。

自分が貧果を嘆いていると、
「沈み根がある、お宅のいるそこが一番良いところなんだけどね~」と言う。

それでまたしばらく粘ったが、いよいよ我慢できずに地元師より奥の釣座に移動しようとしたら、
「そこは浅いからだめだよ。」と助言めいたことを言ったので諦めたが、実はウソだった。

 

釣りは情報戦

後から別の磯で釣っていた常連に聞いたところでは、その地元師の場所が一番良い場所だったという。しかも、地元師が地伝いに降りて来たのは規則違反で、そこでは渡船の客以外は竿を出してはいけないことになっていたのだ。

「そんな奴、追い出せばよかったんだよ」とは常連。

時既に遅しである。

地元師は、いかにも空いていた場所にしょうがなく入釣したように振る舞っていたが、
内心「こいつら、何も知らね~んだな。へへへ」とほくそ笑んでいたに違いない。

 

地元師が来なければ釣座を変えて自分がその釣果にありついたかもと思うと残念でならない。
気軽にリベンジができる場所でない故に悔しくて仕方ない。