月別アーカイブ: 2017年6月

Youtuberは有名人か?

「あ!・・あっ・・・確かYoutubeで釣りの動画を・・」

「え!?」

暗闇の夜釣りで出会った人にそう声を掛けられたことがある。

「あっ・・はい。」

「見てますよ。いつも真鶴で釣ってますよね。」

いや、その時は驚いた。まじで。

そして先日も伊豆の渡船で同船した年配の人に、

「オタク、Youtubeに出てただろ?確か真鶴でブダイ釣って・・・」

これまた驚いた。。

昔の高齢者と違って今の60代、70代はYoutubeも観るのだ。

一部の動画を顔出しで公開しているとはいえ、「お気に入り登録」がわずか数百程度の自分を認知している人と出会うなんて、ある意味天文学的な確率なのではないか。昨日今日テレビに出たての芸人でも認知された人に出会うのは少ないはずだ。

テレビやラジオといったマスメディアの影響力には遥か及ばないものの、一部のコアな人に訴えかけるネットメディアの影響力を実感した。「磯釣り」「関東」という狭いエリアでは出会う人間の数も限られているから、それ程レアなことではないのかもしれないが、オレって有名人?と錯覚してしまうような出来事だった。

下田沖磯で本流釣りの洗礼を受ける

イサキが旬の6月中旬、二度目となる南伊豆入間の渡船で釣ろうと思ったところ、あいにくその日はイベントが針入り釣り場が制限されるとのことだった。そこで急遽釣具店で紹介された同じく南伊豆下田沖の横根という沖磯に釣行することになった。

沖磯ではメジナや石鯛狙いの釣師が多くイサキは外道扱いされがちだが、21℃を超える高水温時期ではクチブトメジナは数釣りができないばかりか臭みが出て来る。その点イサキはこれから旬で数もかなり釣れて味も良い。普通は陸っぱりでカゴ釣りが主流だが夜釣りに分があり、昼間はそれほど釣れないが、横根ならフカセで数釣りができると聞いた。

渡船は須崎の「すざき丸」さんにお願いした。船頭さんは人あたりの良い親切な方で、初めての自分を的確な場所に渡してくれた。横根は比較的大きな磯で最盛期は100人くらいが渡礁したという。自分の釣座はなんて名前かは聞かなかったが、大場所から隔離されたような位置にあり、舟が直接着ける場所でもあった。足場が平な三畳くらいのスペースを一人でゆったり釣ることができた。

噂通り一投目から軽快にイサキが上がり、初めての自分でも13匹と何とか二桁釣ることが出来た。同船したベテランは前回は60匹も釣ったと聞いたので、それから比べると見劣りするが、そんなに釣れても捌くのも大変だからツ抜けできただけで十分満足だ。

だが、課題も残った。

題名通り「本流」の洗礼を受けたのだ。黒潮の影響を受けて川のように潮が流れる本流での釣りは、陸っぱりで入門書にあるようなコマセをパラパラと撒いてウキをポチャって落とすような釣り方では話にならない。ウキは仕掛けがなじむ前に一瞬のうちに激流のように流されてしまう。コマセを後打ちするまえにウキは30mくらい流されるから増水した川で竿を出しているのと同じだ。

この日はお昼前は緩やかな流れで釣りやすく、その間に前述の釣果を出したものの、午後は猛烈な潮の速さに加えて「当て潮」だったため為す術がなかった。どれほど遠投しても仕掛けは瞬時に手前に押し戻され、足元の根に絡むか、はるか遠くの潮下に流されていった。

この流れの速さはオモリを少々重くしただけではまったく効果がない。イサキはタナが深いので半遊動では余計になじみが悪く、仕掛けがタナまで入らない。午前中の爆釣が嘘のような苦戦を強いられた。喰いが悪くなるのを承知でハリスを短くしたり、錘を2号まで増やしたが話にならない。つまり、本流釣りではボウズだったのだ。(※但し浅タナに浮いたタカベとスズメダイは喰ってきた。)

次回のテーマはこの本流釣りの攻略となった。