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時合は鳥に聞け

知らない釣り場に行くと、地元の長老達のアドバイスが何より頼りになるし、安心する。

「ここはね、5時頃になるとアジが回ってくるよ。」

「そこで、もう少しやっててみな。メジナが湧いてくるから。」

本当にそうなるから凄い。自然相手だから長い経験が何よりも勝る。

でも誰もいない場所や、時合を見極めるには鳥に聞くのがいい。

回遊魚狙いにはナブラやそれを追う鳥の群れ(いわゆる鳥山)が最高のサインであることは誰でも知っている。でも、それ以外の鳥もちゃんと釣りに有効なサインを出していると感じる。

釣り場にはトンビやサギがいる。彼らが釣師の周囲に群がる時は、型はともかく釣れることが多い。彼らは上空から魚の状況を見極め、我々が釣れることを予見し、釣った雑魚を頂くチャンスを待っていると思われる。

実際、釣れない時間は彼らの姿がほとんどなく、釣れ始める時間になるとどこからともなく飛来し、いつのまにか我々の周囲でちゃんと待っている。

鳴き声もきっと意味があるようで、

「こいつら釣るから集まれ~」と仲間に声掛けしているに違いない。

周囲の人が釣れだして自分が釣れないと、

「ねえ、まだ?」

「釣れないの?アンタ下手だねぇ」

と言われているようでプレッシャーがかかる。

そしてようやくヒット!すると間合いをつめて近づいてくる。

「お!釣れたかい!小さいだろ、ソレくれよ。」

とつぶらな瞳でねだられる。

 

先日もまさにそんな感じだったので、感謝の意を込めて彼らに木っ端グレを贈った。